国際日本学研究院 主催
生誕150周年記念 漱石/子規シンポジウム
【言葉・物・世界】2017年2月11日
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所にて開催
シンポジウム会場風景
アジア・アフリカ言語文化研究所
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「日本という地域」の言語と文化を研究する国際日本学研究院が
日本の国外で行われている日本研究の人材と成果をいわば“逆輸入”するようなカタチで、生誕150周年を迎える漱石と子規をテーマにシンポジウムを開催。
150人以上の参加者が集う会場では、中国語を母語とするそして英語を母語とする研究者の日本語による発表を迎えました。
オーディエンスとして参加したなかで感じたのは、母語を「相対化」する難しさ。
さらに、母語が言語を使って歴史をつくるのか? 歴史が言語をして母語を深くしていくのか? という容易には「こたえ」のでそうにない疑問です。
北京師範大学からお越しの王志松氏が、漱石受容で明らかにした「語文と国家」。
ロンドン大学のスティーブン・ドット氏による、あらゆる予断を排してさまざまな角度から「テキストに対峙する姿勢」と
テーマどおりに「言葉・物・世界」をあらためて母語と言語で認識した4時間でした。
このシンポジウムのお誘いが、地方自治体の中央図書館にある東京は
市民によるひらかれた学問を考えた場合、とても成熟している状態といえるのではないか?
と、唸らされた快晴の建国記念の日(紀元節)です
生活字民の会 代表
2017年2月11日(土)